2025.08.06

昼間の社有車の稼働率が低いのでは?という疑問がきっかけでした。外勤者一人につき一台という従来の固定車制度は、台数の適正化を考慮しておらず、たとえ使っていなくてもリース料などの固定コストが発生。さらに、駐車場が車で埋まることで、運転に不慣れな新入社員にとっては自損事故のリスクが高まる危険な環境にもなっていました。
従来の「一人一台」から、駐車場の出入り口にある車を自由に選んで使う「フリー車制度」へ変更。日々の稼働率を集計し、適正台数を算出したところ、丸一日動かない車が多数あることが判明しました。これを機に、社有車を123台から91台へ削減。運用の見直しにより、無駄の削減と効率化を同時に実現しました。
車両削減により、リース料は大幅に減少。コロナ禍を経て、目的を持った営業スタイルやオンライン商談が定着したことも稼働率の低下に影響しました。鍵の管理方法も工夫し、使える車が一目でわかるようにしたことで、外出もスムーズに。ただし、新入社員の事故率は期待ほど下がらず、今後の課題として残りました。